精神疾患・高次脳機能障害専門の障害年金申請サポートサイト
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脳は身体の様々な機能の中枢で、様々な部位から構成されています。損傷部位により発症する
障害も様々です。そこで、脳の損傷部位と障害の症状の関係を見ていきます。
前頭葉は、脳の大部分を占めており、特に重要な部分です。前頭葉を損傷すると、行動や感情、人格等、あらゆる所に症状が現れます。
主な症状は、感情をコントロールできなくなったり、集中力の低下(注意障害)、計画通り物事を進められない(遂行機能障害)等です。
前頭葉には言語中枢があり、前頭葉の左側を損傷すると、失語症(非流暢性)の症状が現れます。
失語症(非流暢性)とは、言葉を上手く話すことができなくなる障害です。
側頭葉は、記憶、聴覚、言語等を司る部分で、側頭葉の左側を損傷すると、失語症(流暢性)の症状が現れます。失語症(流暢性)とは、言葉を上手く話すことはできるが内容が支離滅裂になったりする障害です。
側頭葉は、記憶、聴覚、言語等を司る部分で、側頭葉の右側を損傷すると、失見当識の症状が現
れます。失見当識とは、現在置かれている環境を認識することができない障害です。
側頭葉は、記憶、聴覚、言語等を司る部分で、記憶の中枢である海馬もあります。側頭葉を損傷
すると、記憶障害等の症状が現れます。
頭頂葉には空間、視覚、感覚、色彩、形等を認識する器官があります。頭頂葉を損傷すると、感
覚(視覚、聴覚、触覚等)の認識機能に異常をきたし、失行症等の症状が現れます。
頭頂葉には空間、視覚、感覚、色彩、形等を認識する器官があります。頭頂葉の右側を損傷すると、半空間無視という症状が現れます。特に左側が認識できない半空間無視が起こることが多いです。
後頭葉には視覚の中枢があり、損傷により視覚失認や相貌失認の症状が現れます。視覚失認は、視覚では見えていても何であるか認識できない状態です。相貌失認は、顔を見ただけでは誰なのか判別できない状態で、家族や友人の判別もできないこともあります。